虫歯を作らないための予防システム
歯並びの悪い噛み合わせでは、歯と歯の重なりあったところに食ものが残りプラーク(歯垢)が出来て歯の表面に残ってしまいます。このプラークは、歯の表面に虫歯菌を増やし歯に穴をあけ虫歯を作ります。 当院の矯正治療は、見た目の美しさだけでなく、一生むし歯のない美しい歯並びを維持するために、この虫歯の原因を取り除くことも重要なことと考えています。 矯正治療中の予防と虫歯にならないとりくみとして口腔清掃(ブラッシング指導)だけでなく、お口の中の環境を正しく診断するためカリエスリスク検査を行い、個別の予防プログラムを作成し予防指導を行いお口の中を管理して虫歯ゼロを目指すもので、予防歯科の分野では、注目され多くの患者さんの予防指導に使われおり口腔内のカリエスリスクの高い患者さんにおいては、ご説明し虫歯にならないために検査を行い予防指導をおこなっております。
カリエスリスク検査の方法
検査は簡単でガムを咬んでもらい唾液(だえき)の量と唾液の採とくし、お口の中にいる虫歯の原因菌の数や、唾液の性状を調べることにより虫歯になりやすいかどうかを調べるテストです。また日常の食生活、食習慣を総合的に分析することにより本当の虫歯の原因が分かります。
唾液(だえき)の役目
唾液は食事を飲み込んだり、食べ物の消化を助けるアミラーゼという酵素が含まれています。それ以外に唾液は虫歯に対して抵抗力(予防する力)を持っています。食物を食べると唾液は出ますし、うまいものを見ると出ます。
この唾液は、
- 虫歯の原因菌などを洗い流す自浄作用を持っています。
- 口の中を菌が酸性にした状態を中性に戻す働き緩衝能を持っています。
- 食事をしたあと、虫歯菌が増えるのを防ぐ抗菌作用を持っています。
このように唾液はお口の環境をコントロールしているわけです。ですから唾液の量が大切になるわけです。